次回の環境入りテーマは十二獣です 当確おめでとうございます
もしこれで十二獣が環境行かなかったらホント笑うわ
十二獣エクシーズの共通効果
このカードは1ターンに1度、同名カード以外の「十二獣」モンスター1体の上に重ねてX召喚することもできる
特に注釈すら無いですが、場に1体の十二獣がいるだけでも、その1体を素材にX召喚してOKってことです
素材1体でX召喚してOKってことです
1体でX召喚
今までのエクシ―ズ召喚っていったいなんだったんだろうな?
続きからはきちんと十二獣の解説をします
・十二獣モンスターの一覧表
・各種モンスターの解説
・展開手順
・十二獣を使ったおすすめデッキ
・最後に (個人的な感想)
について書きます
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3種の魔法罠が公開されたので更新
まずは十二獣モンスター全員を確認しましょう
クリックすると大きいのが表示されそうですよ
・モルモラット
十二獣の要
この一体に十二獣の全てが詰め込まれています
②の効果が猛烈に強いです 展開例で強さをお見せします
②の効果はデッキだけでなく手札からでも出せるので、モルモラットが手札に2枚ある場合でも問題なく手札から特殊召喚できます ””強いテーマ””の片鱗が見えますね
①はns時に発動できる墓地肥やし
墓地で効果を発動できる魔法罠が存在するので、魔法罠の項目で説明します
他には墓地活用ができるラビーナ、ラムの為にも使えますね
・ヴァイパー
X素材になることでXモンスター全員に備わっている「X素材の攻守分アップ」によって攻撃力アップ&除去効果の付与ができるので、相手が殴ってきたのを返り討ち、または相打ちにする役目です ブルホーンでサーチして待ち構えることができるのは好感触
単純にX素材の補充にも使えそうです 特にドランシアに補充してやると良い
個人的には一番好きな十二獣 こういうの好き
・サラブレード
一番打点が高い十二獣です しかしわずかに1600と頼りない…
現状の判明カードだと、このカードの手札捨て&ドローは上手く使えません
しかし、全部公開されれば有用な効果として扱えるに違いない きっとそうなんだ
→墓地に置いておくと嬉しい罠カードが登場しました!おめでとう!!!!(ただしモルモラットで落とすのが最善手であり、彼が使われる保証はない)
・ラビーナ、ラム
ラビーナはモンスターだけでなく魔法罠も回収できます
自身が破壊された場合の効果を持っていますが、モルモラットで展開していく動きが強力なテーマなので、これらを場に置いておくことは少ないです
素材になることでラビーナは魔法を、ラムは罠を防いでくれますが後述の展開に全く絡まないので自然な形でこれらがX素材になることは無いのが残念
ちなみに、この2種はどこで破壊されても効果が発動します 十二獣の魔法罠でこの特性が活かされますよ 魔法・罠との組み合わせで機能するモンスターなので、魔法罠の項目で詳しく説明します 最近は魔法罠と密接に関わるカードが多いので説明するのが難しいですね
・ ブルホーン
通常召喚できる獣戦士族なら何でもサーチできます
何を思ったか☆4×2で出せるので、重ねてX召喚する以外にも普通のX召喚で出すことも視野に入ります
効果モンスター全てにサーチ効果を持つブルホーンを重ねることができるので、非常に高い安定性を発揮できそうです
十二獣以外でもnsできる獣戦士ならサーチできるので、様々な使い方がありますね
とても強い 嬉しい ウキウキ
・タイグリス
X素材を墓地の十二獣と交換する効果
主にモルモラットの「X素材を1つ外して手札・デッキのモルモラットを特殊召喚」を狙います
製作したKONAMIとしてはヴァイパーの除去効果、ラビーナ&ラムの耐性などを取り換えて使ってね!って感じでしょうけど、現状だとモルモラットの為のカードです
モルモラットとの素敵コンビネーションのみを狙ってください
・ドランシア
素材1つでフリチェ除去
上記のブルホーンと並んで汎用性の高い効果を持っています
十二獣全員がブルホーン&ドランシアを重ねられるってだけでも凄まじい強さに感じます とりあえずコイツを重ねてターンエンドすればOKです
とても強い
・ワイルドボウ
やっぱり存在するロマン枠カード
しかし、十二獣は重ねられるXモンスターの種類が多ければ多いほど嬉しいので、ロマン枠でありながら実戦でもバッチリ使える、十二獣の大切なメンバーです
素材を12枚持っている時にダメージを与えれば、相手のカードが全て墓地に落とされます 現状の判明カードですと、十二獣以外のカードも駆使してかなり頑張らないと達成できません
ところでワイルドボウの「このカードの素材が12枚以上の時」って、
こういうことですよね?
13枚のカードが重なってる状態ですよね
十二獣ワイルドボウ…… お前それで良いのか?
そもそもワイルドボウ自身が干支の「亥」として十二獣のメンバーな訳ですから、素材の要求は11枚にしないと数が合わないのでは?
亥「みんな集まれ~!」
干支メンバー「はいよ!」「なになにー」「どしたの?」
亥「おい早く集まれよ」
干支メンバー「もうみんな集まったよ」
亥「嘘言うなよ、まだ11人しかいないぞ 12人集まってこその干支だろうが」
干支メンバー「君も亥の干支なんだから、君を含めれば合計12人、全員いるよ」
亥「あっ…」
十二獣の魔法罠
魔法罠に関しては特に表とか無いです ごめんね
なにこのイラスト…
可愛らしいイラストのラビーナちゃんがブチギレモードになってるんだけど…
十二獣の会局
永続魔法
「十二獣の会局」の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドの表側表示のカード1枚を対象としてこの効果を発動できる。そのカードを破壊し、デッキから「十二獣」モンスター1体を特殊召喚する。
②:このカードが効果で破壊され墓地へ送られた場合、自分フィールドの「十二獣」Xモンスター1体を対象として発動できる。墓地のこのカードをそのXモンスターの下に重ねてX素材とする。
KONAMIの体験会に行ってきた人に聞いたのですが、この①効果はこのカード自身を破壊してリクルートできるらしいです
ごめんなさい、会場によっては「自身を割るとリクルートできない」「まだ確定していない」と案内された方もいる様です
発売を待ちましょう
つまり十二獣専用の緊急テレポート、ヒーローアライブですね
とりあえずモルモラットをリクルートすれば最高に強いです モルモラットじゃなくてもリクルートというのは最強の行動です やったぜ
ついでにラム、ラビーナを破壊すると効果を発動できます
他にも、メタルフォーゼやクリストロンで活用される「破壊したいカード」と組み合わせると美味しく使えますね
②はオマケです
このカードは魔法なのでXモンスターの攻守アップには貢献できません
X効果の発動コストを賄ってくれる程度です ワイルドボウの12個効果にも役立ちますね
十二獣の方合
通常罠
①:自分フィールドの「十二獣」Xモンスター1体を対象として発動できる。デッキから「十二獣」モンスター1体を選び、そのXモンスターの下に重ねてX素材とする。
②:墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の「十二獣」カード5枚を対象として発動できる(同名カードは1枚まで)。そのカード5枚をデッキに加えてシャッフルする。その後、自分はデッキから1枚ドローする。この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。
①はデッキからX素材を追加することでXモンスターの攻守アップ、各種「X素材の時」の効果付与の2つを行えます
モルモラットでリクルート効果
ヴァイパー、サラブレードで攻撃力アップ&貫通や除去効果の付与
ラム、ラビーナで魔法・罠への耐性付与
が行えますね
注意すべきはラム、ラビーナの耐性効果です
「相手が魔法罠を発動した時にチェーン発動し、それを無効」なので、相手が魔法罠を発動したのを見てからチェーン方合でラムラビーナを素材にしても、耐性効果で無効にすることはできません 遊戯王って難しいね
②の効果は墓地で発動する墓地回収&ドロー
モルモラットをnsした時の墓地肥やしで是非とも墓地に落としたいカード
EXを大量に消費する十二獣で墓地回収はありがたいですし、更に1ドローまで付いてます
問題点は「同名カードは1枚まで」なので、一気に3枚消費するモルモラットを1枚しか戻せない点です
ゾディアックS(サイン)
フィールド魔法
①:自分フィールドの「十二獣」モンスターの攻撃力・守備力は300アップする。
②:このカードがフィールドゾーンに存在する限り、自分フィールドの攻撃力が一番高い獣戦士族モンスター以外の自分の獣戦士族モンスターを相手は攻撃対象に選択できない。
③:1ターンに1度、自分フィールドの「十二獣」モンスターが効果で破壊される場合、その「十二獣」モンスター1体の代わりに自分の手札・フィールドのモンスター1体を破壊できる。
①の攻守アップは微々たるもの 元々の攻守も低いので期待できません ミラーなら活躍するかも ②もイマイチ 攻守が低いので、そもそも十二獣が戦闘する状況にならないようにすべきですからね
③は破壊の身代わり モルモラットからの展開だとまるで活躍しないラム、ラビーナを活用したい人は是非このカードを採用しましょう
場の十二獣が破壊されるときに手札のラム、ラビーナを身代わりにすることで、ラム、ラビーナの「破壊された場合」の効果を発動できます ラム、ラビーナはどこで破壊されても効果を発動できますから、手札から身代わりになってもOKですね
展開手順
各カードの効果は覚えられましたか?覚えてないと展開を見ても分からないですからもう一度、十二獣一覧表を見ておきましょう
せっかく作ったのでバンバン使っていきますよ~~
まず、十二獣の展開はモルモラットを場に出すところから始まります
・モルモラット本体
・十二獣の会局
・炎舞テンキ
・ベイゴマックス(でインヴォーカーを出してモルモラットをリクルート)
最大で12枚もモルモラットに繋がるカードがありますから「モルモラットを引けるかどうかの運ゲー」にはなりません かなりの安定感がありますね
十二獣だけに、最大12枚ですね
これらのカードでモルモラットを場に出せたところから説明します
カードの効果を覚えられない場合は、お手元に一覧表を用意して確認しながら読み進めてください
モルモラットからの基本的な動き
モルモラットが頭のおかしいカードなんですね
十二獣をどうやって使うにしても、確実にこの手順を使うと思います
これ以降は手札の内容とか、この後に何をしたいのかで変わってきます
とりあえず、これだけは覚えて帰ってください
モルモラット1枚だけしか使えない場合の一番強そうな形
1枚サーチしつつ未来皇ホープ&ドランシア
相手モンスターをバトルフェイズの間だけ奪えたり破壊されなかったりする未来皇ホープと、フリチェ除去を持っているドランシアが並びます なかなかタフな布陣ですね
別パターン
ブルホーンで獣戦士を2枚サーチしたい
獣戦士族モンスターをサーチする手段として十二獣を使いたい時はコレがおすすめ
モルモラット1枚スタートから
獣戦士2枚サーチ、未来皇orブルホーンドランシア
ですから、かなり強いですね
3枚の図はns、ssに限らず「場にモルモラットを用意した場合」の動きです
・モルモラットをnsした場合
①墓地肥やし効果で十二獣の方合を落として、次のターンにEX補充をしながら1ドローが行えます
・ベイゴマックスからインヴォーカーでモルモラットをリクルートした場合
・十二獣の会局からモルモラットをリクルートした場合
ns権が浮いているので、ブルホーンでサーチしたカードを即座にnsできます
その場合はもっと未来皇ドランシアよりも強い形がありますし、獣戦士サポートとしても更に強い形で使えますね
ベイゴマを使うパターンだとできることが非常に多く、説明が大変なので私の手には負えません 他のところを見ようね
一覧表でモンスターの効果を覚えてもらったにも関わらず、主な展開手順ではモルモラット以外の効果モンスターが登場しません!!ごめんね!!
モルモラットのワンマンテーマにしちゃったKONAMIちゃんが悪いんだからね!
獣戦士族サポートとしての使い道
説明した展開手順を使うと2体のブルホーンで獣戦士族を2枚サーチできることは分かったと思います
十二獣以外にサーチしたい獣戦士を探します
テーマ内に獣戦士族を有するシリーズは
十二獣
剣闘獣
幻獣
炎星
炎王
月光
コアキメイル(ウルナイト)
武神
こんなところでしょうか
P召喚サポートとしての使い道
獣戦士族のPモンスターは
EMキングベアー(スケール7)
月光虎(スケール5)
月光狼(スケール1だが月光しかP召喚できない)
ドラコニアの獣竜騎兵(スケール2)
武神ヒルコ(スケール3)
この5種類が存在しているので、最大でスケール2-7を揃えてP召喚が可能です
上手いこと十二獣もP召喚できますから十二獣にもP召喚を無理矢理搭載できますね
モルモラット1枚からスケールが揃うので、EMモンキーボード以来の「手札1枚でP召喚できるカード」の登場となります 壊れかァ~?
「そこのお前!モルモラット1枚に含まれるカードアドはカード6枚分だぜ!」
モルモラット1枚からスタートして
・ブル2枚で獣戦士族を2枚サーチ(展開手順の画像3枚目) 2枚
・最終的な場をブル&ドランシアにする 2枚
・ドランシアで自分のターン、相手のターンにカードを1枚破壊する 2枚
最大で6枚分です
モルモラットをnsしていた場合はコレも追加されます
・十二獣の方合を墓地に落として、次のターンに1ドロー 1枚
最大で7枚分です
十二獣を使ったおすすめデッキ
【十二獣月光メタルフォーゼ】
このデッキのすごいところ
・全てメタルフォーゼのスケール1-8でP召喚できる
・月光の虎(スケール5)でスケール1-5でも大体P召喚できる
・月光虎、月光蒼猫、ラビーナ、ラムをP効果で破壊すると効果を発動できる
・ブルホーンでサーチした獣戦士モンスターをP召喚で即座に場に出せる
・月光とメタルフォーゼは融合要素を共有している
・おろかな副葬で錬装融合、メタルフォーゼカウンター、月光香、今後登場するであろう十二獣の墓地発動魔法罠の中から好きなものを選んで落とせる
これはすごいぜ!!
◎ 月光とメタルフォーゼは相性が良い
◎十二獣とメタルフォーゼは相性が良い
×十二獣と月光は相性が良くない
※ブルホーンでサーチできるのが嬉しいだけで、手札にこの2種が揃っても嬉しくない
という状態になるので、メタルフォーゼの枚数を少し多めにしておくと、困る手札になることが減りそうです
主な戦術
モルモラットからブルホーン2体を出して2枚の月光モンスターをサーチ、メタルフォーゼと月光でスケールを揃えてP召喚
これを狙います
メタルフォーゼは工夫しないとPモンスターの数が一気に増えたりはしないのでP召喚が弱いです そのスタートダッシュとしてブルホーン2体で月光Pモンスターを2枚確保すれば、その後のP召喚がグッと強くなります
十二獣は最初にブルホーンを出すだけで役目を終了し、以降は月光&メタルフォーゼで戦います
十二獣単体では上手く活用できないラビーナ&ラムを
ラビーナ&ラムをP召喚→メタルP効果で破壊→ラビーナ&ラムの墓地効果を発動
という手順で活用できるので、
「十二獣というテーマが好き!」
「ラビーナちゃん可愛い!!活用したい!!!」
という方にもおすすめですね
最後に
現在の環境トップの一員として【ABC】というデッキが存在しますよね
ABCの重要カード、ユニオン格納庫とモルモラットを比べてみましょう
ユニオン格納庫
・この1枚にユニオンの全てが詰まっている
・テラフォでサーチできる
・もしユニオンを環境トップから降ろしたいなら、これを規制すればOK
モルモラット
・この1枚に十二獣の全てが詰まっている
・方合、炎舞テンキ、ベイゴマインヴォで確保できる
・もし十二獣を環境トップから降ろしたいなら、これを規制すればOK
どうでしょうか?あまりにも似通っていますね
規制する前提で1枚のカードに全てを詰め込んでおくのが、最近のKONAMIのやり方らしいです 良いご身分ですね
現代遊戯王のインフレは凄まじく、目に余るモノがありました
だからと言って、こんなに酷いテーマが登場すると誰が予想したでしょうか
「1体でエクシーズ召喚」
「何度も重ねてエクシーズ召喚」
「意味が分からないモルモラット」
「そのモルモラットを確保する手段が大量に存在する」
理不尽に理不尽が重なり、OCG(笑)要素が爆裂しています
インフレし続けないと売り上げを維持できないにしても、限度があるでしょう
モルモラットを場に出すだけで、最大でカード6枚分になります
ユーザーが製作者の意図しないカードを活用して、「想定外」の動かし方をしたせいで壊れカードになってしまうのならともかく、モルモラットの場合は自分の属する十二獣カードしか使わずに、このような爆発的なアドバンテージを出せます
これはもう、気が狂っているとしか思えません
「強いカードを出せば売れる」
本当に、ただそのことだけしか考えていないのでは?
『企業としての努力を怠っている』
のではないでしょうか?
以上、十二獣の紹介でした
ありがとうございました