PvPじゃ収益が出ないからPvEの旅路モードを推していくぜ！という発表(こちら)からおよそ1か月、パッチ5.2ではいよいよ旅路の話ばかり書かれたパッチノートが公開されました。具体的には旅路&有料スキン紹介でしたね。
こちらがパッチ5.2公式ページのリンクです。
色々な追加要素がありましたが今回は新レリックの使い方だけ紹介します。俺はこれが一番好きだから。色んな構成で遊びたくて旅路をやってるから。
それにしても《亡霊のハサミ》以外のレリックは霞んで見えますね。
…という感想でした。これでいいのかRiot。
一番アツい《亡霊のハサミ》はクソ長くなったので最後に回しました。
まずはコイツから！
オレソルを倒すと貰えるやつ。
誰でも手に入るレリックこそ使い方を伝授したいが、誰でも手に入るからこそイマイチ強くない。強いの配布したらゲーム終わっちゃうからね。
でも旅路を始めたばかりの人はお世話になると思う。
…えっ、オレソルを倒さなきゃ貰えない？服を買いに行く服がない？？
他の戦闘補助レリックと《フルビルド》を比較すると負けてしまうのだがこの3名は《フルビルド》が良い気がした。
・エイトロックス
リジェネしか持たずにスタッツ勝負し、レベルアップ(オーバーパワー獲得)まで遠いため3つ全てのキーワードを活かせる。
・アッシュ
チャレで雑魚か凍結されたユニットを釣り出し、タフで低めのヘルスを補い、OPで高めの攻撃力を通す。
・ユーミ
アタッチするとキーワード能力しか残らない。
特に《星に選ばれし者》と比較すると《フルビルド》が負ける。
だいたいフェイトかオーグメントを活用してエンパワーできる。それができないチャンピオンが《フルビルド》を付ける。持ってない人も《フルビルド》を付ける。
でもまぁ、最適じゃないだけで普通に強いみたいな。
いま書いた「でも/まぁ/普通に/みたいな」のような、自信を持って断定することが苦手な日本人らしい「濁し」の意味合いが強いレリックですね。知らんけど。
「とりあえず生！」のようにとりあえずフルビルドするのも悪くない。でもエピック枠を用意しなきゃいけないのか？なんで？？
ノラ専用。これと《スターフォージガントレット》《フルビルド》はゴールデンレリクアリーから出ないとのこと。
所持マナジェム+1は説明不要の強さ。インパクト付与は説明不要の弱さ。
このレリックはただ強いだけで"味"がしないから活用法も存在しない。しかもノラ専用なので誰に付けたら良いだろうという心躍る好奇心は生まれず、ただノラに付けるだけ。
比較対象の《スターフォージガントレット》はタイタンにしか適用されないが、レリックでスタッツ補正すればタイタンになれるチャンピオン達は喉から手が出るほど欲しい。こうした点で工夫や好奇心を刺激されるし、タイタン達は重いので所持マナ+1の意味がノラと異なる。
登場してすぐ専用レリックも貰える厚遇と思ったら、その内容は所持マナ+1ってどうして。そりゃ誰もが所持マナ+1したいだろうけど手抜きじゃない？
ノラは2コストなので所持マナ+1がなくても1ターン目に出せる点もおかしく感じられる。スターパワーは4コストのカードを使うよう要求しているのでそちらの稼働が早まるのは良い。だがこのレリックに合わせてそう設計したとは考えられないか？
もっと何か新しい遊びを提供して欲しかったが期待しすぎだろうか。色々なアイデアはあるものの一般エピックレリックとして実装したいのでノラ専用にするのは惜しいという考えだろうか？それとも面白いだけで弱いため課金してくれないと考えてとにかく強いだけの所持マナジェム+1に落ち着いたのだろうか？様々な邪推が駆け巡ってしまう。
ものすごくサゲ続けたのでここで一度アゲておくか。
強さについては文句なしの一級品。つよおおおい説明不要！
ただし旅路モードでは徐々に所持マナ+1の有用性が薄れ始めている、あるいはスターパワー☆6解禁によって今後そうなると考えられ一級品であり続けるか分からない。そもそもノラの強さ次第で活躍の場が決まる。
《フルビルド》に続いて、えーっとなんだっけ…《ノラ専用》もこき下ろしたところで次のレリックを紹介しよう。
マスターイー、ヴァルス、ルブラン、トリッキーなところでタムケンチの《バイユーブランチ》も2倍。チャンピオンスペルも考慮すると更に多く、有用と思えないものも含めれば半数以上のチャンピオンで活用できそう。
注意点として6マナ以降は《ケミテックデュプリケーター》と互換だが、こちらはチャンピオン不在でも使える。両方付けても良い。
TIPS:《秘術》ヴァルスに《高揚》すると4倍になりそうだが3倍。スターパワーで9倍。《ケミテック》も付けると27倍。確かめてないけど合ってる？
頭よりケツの方がでけえヤツに付けたら良い。
バードは4/2/5とかいう意味分かんないスタッツが*/8に改善され、イブリンは変身前で戦えて、アニーはスペルよりフィジカルの方が強くなる。みんなでヒップアタックだ！
フォーミダブルは敵とぶつかり合う度に打点が小さくなる弱点を持つがケインなら克服できて、初期デッキもケツがややデカめ。
《スターフォージガントレット》のためのスタッツ補正としても使える。
これすっげえ弱くない？パワー形式だからって2ターンに1回なのは控えめ調整。ランダムなスペルなので中身で勝負できそうにないってことを査定に入れて欲しかった。でも使ってみたら案外強いのかも。
フリーティングしたいニーラ、コスト軽減したいジャンナ、手数が欲しいダイアナ、ヴァイで有用か。
コスト0のスペルなのでエコーとノラが活用できなくて悲しい。
チャンピオンが場にいる前提となるサミーラ、ナミの場合は《墓堀りのシャベル》《元帥の対抗策》が対抗馬になる。てめえエピックだろレアと争うなそんなとこで油売ってんじゃねえ高みを目指せ高みを。
私はチャンピオン1人だけで勝ちきるのが好きというか、そう構成するのが最も楽な攻略法だと思っていて、おそらく私個人の感想かつ真実なのでフォロワーを活用しようとするコレは苦手だし強くないと思います。
旅路って手札が尽きることはまず無いんですよ。だからよっぽど強いフォロワーを生成しないとレリック1枠が損になります。
タムケンチは追撃で奮起する《柑橘類の運搬員》がある、サミーラは手数が欲しい、オーンとジャックスは武器が本体なので弱小フォロワーを活用できる、ジャンナはコスト軽減カードが欲しい、ノラは生成ユニットが欲しい。
全チャンピオンの初期デッキを確認するのは私の手に余るので各自お好きなチャンピオンで活用できるか確認してください。
旅路はチャンピオンだけで勝ちきれるし、運ゲーする必要も無いんですよ。
ルーンテラはDCGとしては珍しく「コストを軽減してプレイしたカードは場に出ても軽減されたまま」なのでコストを参照するこのレリックを"悪用"するのは難しいです。
例えばニーコのスターパワーで軽減して0マナで場に出た元2マナの《フロストコートの子狼》にコレを当てると3マナになります。ただしニーコを軽減して場に出し2マナの《子狼》にコレを当てれば5マナに変化します。ここまでだと微妙ですが、このニーコは次のターン以降も+3マナ変化を当て続けると考えれば魅力的では？
キンドレッドの《魂の贄》やエリスの《子蜘蛛》、ミスフォーチュンの《パウダーモンキー》、グウェンの《清霊の楽団》は勝手に生まれてくるので使いやすいです。
(最初はエフェメラル持ちを変身させてもエフェメラルが残るものと勘違いしていて、コメントで教えて貰えたのでミスフォとグウェンも使いこなせるよと書き変えました)
使い方があまり思い付かない中で、少しややこしいコンボを思いつきました。
ニダリー《コンデンサー/トランスモギュレーター/ロストチャプター》
《ニダリー》を《茂みの影》としてプレイ、《アンブッシュ》で変化させてスターパワーでエフェメラル付きコピーを召喚。アタック時にコピー→ニダリーの順に並べて《コンデンサー》で1コストの《ニダリー》を生成、《トランスモギュレーター》で4コストの《ニダリー》が7コストのフォロワーに変化します。1ターン目で7マナフォロワー、ちょっとスゴいでしょ？
コスト軽減は永続するので"悪用"できませんが、変化はコストも変化しますし、ニダリーは《ロストチャプター》のおかげで実質的なコストが軽いので変化元として非常に優秀！しかし場からニダリーが消え去ってしまうので《コンデンサー》で手札に生成して確保します。
普段の旅路ではチャンピオンが撃破されないようにプレイしますが《ロストチャプター》付きの軽量チャンピオンはプレイすればするほどテンポ得です。何度もニダリーを出し入れするように意識してください。
ゲーム中盤からは変身コピーした2体のニダリーで、ニダリー以外のユニット2体に《トランスモギュレーター》を当てて戦力を急成長させ一気にゲームを決めましょう。スターパワーから得た《巧妙な擬態》で高コストのフォロワーを変身コピーさせるのも良いですね。
そうそう、変身する度に+1/+1とインパクトを貰えるのを書き忘れていました。どんどん大きくなりますよ！
……という感じで楽しくニダリーのお喋りを書き記す丁寧な前フリを済ませて、今回の大当たりを紹介しましょう。
コレがもうすげえんだ！名前からしてグウェンに付けて使うんでしょうね。とか書いてる場合じゃねえんだ！
もう分かるよな、少し上でニダリーの話をしたもんな！
《亡霊のハサミ》を付けたニダリーでニダリーをサポートすると《亡霊のハサミ》が連鎖して盤面いっぱいにコピーが出る。
俺たちの旅路が壊れちまった！
信じられない人がいるだろうから動画を添えました。
条件としては《亡霊のハサミ》持ちユニットAが《亡霊のハサミ》持ちユニットBをサポートし、Bのサポート先が空白になっていること。
これを最も簡単かつ素早く達成できるのがニダリーです。
ニダリー《亡霊のハサミ/自由枠/ロストチャプター》
《ニダリー》を《茂みの影》としてプレイ、《アンブッシュ》で変化させてスターパワーでエフェメラル付きコピーを召喚。アタック時にニダリー→コピーの順に並べると《亡霊のハサミ》が連鎖して6体まで増えます。
6体まで出てレベルアップ→ストライクして元に戻るためスターパワーによるバフとインパクト付与を3回受けて打点が高まり、無防備な相手なら77点浴びせられます。《亡霊のハサミ》にアタック+2が付いてるせいで12点アップ。なんで付いてるの？
動画では自由枠に《クラウンガードの家宝》(レベルアップ時に奮起)を付けていましたが《テンペストブレード》(レベルアップ時にスタン)、オーバーパワーを付与するものもオススメです。
ニダリーの他にも《亡霊のハサミ》コンボを使えるチャンピオンは存在するので紹介します。
・ルブラン《亡霊のハサミ/自由枠/自由枠》
進化後はアタック時にスターパワーでルブランが出るので右端をルブランにすればコンボ成立。レベルアップするためにアタック権が必要なのでニダリーよりも大きく遅れるが自由枠を《クラウンガードの家宝》にすれば1ターンの差に縮まる。残りの自由枠は《エバーフロスト》(召喚時に最も強い敵をスタン)が攻防に役立つ。
・キンドレッド《亡霊のハサミ/ガーディアンエンジェル/自由枠》
スターパワーで得た《魂の旅路》を自分に使うと2体に増えてコンボ成立。4マナ時点では《魂の旅路》が3コストなので最速を目指すなら自由枠はロストチャプターで確定。
・ニーコ《亡霊のハサミ/チャンピオンを確保できるもの/自由枠》
ニーコを変化させずにプレイして、チャンピオンスペルの《シェイプスプリッター》でニーコを増やせばコンボ成立。変化させてプレイするとレリックを持たないフォロワーをコピーするのでコンボできなくなる。
チャンピオンスペルの確保は《こだまする精霊》か《元帥の対抗策》。最速2ターン目にコンボ成立しても打点が低すぎて意義がない。レベルアップ後にコンボするとサブタイプ持ちに+6/+6バフをかけて凄まじい威力になる。
・モルデカイザー《亡霊のハサミ/自由枠/自由枠》
モルデカイザーにデスレスを付与してから《破滅の編纂者》を使うと2体に増えるのでコンボ成立。ここまで遅いとコンボを狙わず通常の勝ち方をした方が良いだろうが《スターフォージガントレット》や《影の門弟》を付けたり、《見出された幸運》で《破滅の編纂者》を0マナにしたりで少し早まる。自由枠に《ガーディアンエンジェル》を付ければ《破滅の編纂者》が無くとも2体に増やせるがヘルス8をどうやって死なせるかが問題となる。
レベルアップ後にコンボすれば撃破の度に6吸収の暴力が始まるため意義はある。
・ニーラ《亡霊のハサミ/自由枠/自由枠》
フリーティングの付いたニーラをプレイしてスターパワーでコピーするとコンボ成立。
運良くフリーティング付きで引き当てれば早いが運頼み。召喚時に良いことがあるフォロワーが多いためコンボが成立しなくとも《ハサミ》は無駄ではないのが救いか。
《元帥の対抗策》で手軽に用意できるものの場にあるニーラを退かさなければならず、最も手軽な方法としてわざと死ぬようにアタックするとそのターンのハサミ発動機会を失ってしまう。上手い方法を思いついたら改めて追記する。
コンボ成立時はレベルアップ前なら《流撃》を6枚も生成し、レベルアップ後なら全体に2*6点をぶちまけてブラッシュでブロック不可能になって総攻撃を浴びせられる。
現状はニダリーとルブランの2強でしょう。
旅路の道中で《チャンピオン召喚時にコピーを召喚するパワーやアイテム》を獲得できれば容易くコンボできますが運ゲー過ぎるので、コンボせずとも《亡霊のハサミ》を使えるチャンピオンが運良く拾えればと考えましょう。
ここまではコンボ成立させるための話。
ここからはコンボ成立してからの話。実用性は落ちますが楽しい構成が作れます。ほぼぜんぶ与太話なのに長いので話の方向性が見えて来たら飛ばして構いません。
アタック時だけとはいえチャンピオンが6体も並ぶので何かコンボできそうですよね。
例えば《スタージェム》は全ての味方チャンピオンに+1/+1してくれるので6体並んで……並んでいるものがストライクする度に消えていくのですが、かなりのバフ量になります。
《ガーディアンオーブ》ならエピックアイテムが大量付与できます。さっき試してみたら《召喚時に敵をストライク》が付いてコンボが途切れました。
パッチ5.2で登場した《コンデンサー》ならチャンピオンが5枚も手に入ります。既に場にいるのでスペル側になりますね。
《ルーデンテンペスト》はスペルにダメージ+1するので6体並べば+6、《ドレッドウェイの艦首砲》も付けて手札の上限まで《鉛の忠告》を生成すれば大ダメージが狙えます。ルブランは自由枠が2つ空いていて初期デッキに《切先》が含まれていてチャンピオンスペルが《シジルマリス》なのでストライクだけでなくスペルでも凄まじいダメージが狙えます。《ケミテックデュプリケーター》は適用されるのが遅いもののスペルが6回コピーつまり7倍になります。
ルブラン《亡霊のハサミ/ケミテック/ルーデン》の構成で、チャンピオンレベル15まで上げて《ダメージ+2》を装備した《切先》を使うと……
(切先1+ダメージ2+ルーデン1*6)*7=63ダメージ！
《切先》を引き当てるという上振れを嫌う場合は《艦首砲》に《ルーデン》または《ケミテック》の組み合わせで確定《鉛の忠告》によってダメージを与えることになりますが、どちらも《鉛の忠告》1枚が7ダメージで同じ威力。コンボ成立以前でも役立ちそうな《ルーデン》か、6マナ以降しか役に立たないものの《磨かれた決意》《切先》《シジルマリス》の威力が跳ね上がる《ケミテック》かを選べます。コンボ成立中の《磨かれた決意》は+21/+14の特大バフ！
ここまで書き終えてから気付きましたが《星に選ばれし者》でオーグメントを得れば《鉛の忠告》を使う度に全体1バフを得られるので《ルーデン》と同じ効率になる上に、全員がOPを獲得してブロッカーを貫通できます。
以上で全てのレリックに付いて書き終えました。
今後の旅路にも期待できそうですね。
良い旅路を！
余談
2/28 03:00頃にパッチ5.2が発表されたが、ルーンテラの公式ページでは《亡霊のハサミ》の画像だけ読み込めなかった。完全な又聞きだが「この画像のみAPIが有効でなかった」らしい。
パッチノートのレリックやアイテムはテキストではなく画像で紹介されるため、画像が読み込めなければ何も分からない。とりあえず《亡霊のハサミ》という名前からしてグウェンと相性が良いっぽいことだけが分かっていて実際にそうだったがそれどころではなかった。
だがそれが公開されていなかったため、《亡霊のハサミ》を除いたレリックの中で最も面白そうな《トランスモギュレーター》に目を付けた私はニダリーに《コンデンサー》《トランスモギュレーター》を付けて【無限変化ニダリー】を考案していた。《コンデンサー》で無尽蔵に生成されるニダリーが味方を変化させるというネーミングだ。
しかし蓋を開けてみれば圧倒的な強さの【無限ニダリー】が登場していた。同じサポートなのになんだこの差は……私が考えた【無限変化ニダリー】はいつどこで使えば良いんだ？！
そういう試行錯誤が楽しくて旅路で遊んでいるので文句はありません。それに私は《亡霊のハサミ》を引き当てて【最強ニダリー】が解禁されてるからな。
《コンデンサー》と《トランスモギュレーター》が揃った方は【無限変化ニダリー】で遊んでみてね！
